ビジネスでSNSを駆使してわかった10のこと

ファッション・美容関連を中心にハンズオンのコンサルティングを行っている会社がSNSを駆使してわかったことをブログに記録していきます。

SNS運用と外注先と運用担当者のモチベーションについて

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こんにちは。インスタグラムラボです!!

SNSの運用についてご質問いただく時によくお話しさせていただくことがあります。

経営者や、マーケティング担当者がよく言うのは外注の使い方。

この外注先の使い方というのが一見便利で厄介な件について記事を書いて行きます。

 

よく、そういったSNSアカウントを運用するPR会社やインフルエンサーキャスティング関連会社のパッケージをのぞいてみると、弊社に丸なげ!SNS運用代行というプランを目にすることが多くあります。

 

丸投げをして勝手に運用をしてくれるので一見かなり便利なのですが、長期的に見ていくと、知識がナレッジとしてまったく自社に溜まっていかないという大問題もあります。

運用会社が一緒に何から何まで取り組んで育ててくれれば少しずつ担当者にナレッジと経験値がたまっていきますから、少しずつ運用を巻き取っていけるのですが丸投げは聞こえがいいように見えてそうではないことがわかります。

 

自社の人間を少しでも育てていきたいのが経営者様の考えだとは思います。
専任の運用担当者をつけるメリットはありますが、もちろんデメリットもあります。

デメリットでは、SNS運用担当者のモチベーション管理は意外と大変です。

このようなPR業務は効果が実に目に見えにくいため、中長期的な目標を定め運用し、KPIを設置してマネージメント管理をしないと実務を行う層としては即効性がなく他の仕事の同時に行なっているスタッフが担当となると、どうしても優先順位が低くなりがちです。

忍耐強く運用してもらうためには達成できそうなKPIを設置してあげることが大切だとお話しさせてもらうことが多いです。


例えばですが、ブランド自体のPR目的が『知名度拡大を測りたい』ということであれば、どんな人に刺さるのか?を調べるためにもSNSは有効です。
そして、そのような人々にリーチしてもらえるように、投稿を増やし、流入やインプレッションを高めないと認知は広がらないのです。

このような活動は目に見えない活動なので嫌がるご担当者の方も多いのですが、弊社の実績から言うと、だいたい3000フォロワーを超えてきたあたりから質の高いユーザーというのが溜まってまいります。

 

そして。ようやく土俵に乗ったところで、ここからが正念場、5000〜1万人に向けて着々と積み上げてくるとさらに結果が変わって来ます。


みんな、誰しもが知っているファッションブランドや企業のアカウントであれば、スタイリッシュで必要最低限の投稿キャプションでいいと思いますが、3000未満のアカウントはキャンペーンをふんだんに打ってフォロワーを増やす施策を行なって認知をためているブランドアカウントがほとんどです。。。

このようにナレッジが溜まっている状態であればフォロワーを増やすための様々な施策を行うことができるのですが、初めて担当する運用者さんはそうではないことが多いです。

他社から優秀な運用担当者を高額かけてヘッドハンティングしてくればまた話は違うかもしれませんが、そう簡単に現れません。


そうなると自社にいたスタッフに運用を任せることになると思うのですが、その時大事なのが『達成できそうなKPI』です。


基礎を外部から教わって基本的な運用を身につけた担当者はある程度自分に基礎知識が積み上がった時に、自分がいいと思う投稿を目指しがちです。

担当者自身が『良い』と思うものが時にずれている場合もあります。

 

大手の競合ブランドアカウントを真似して、最低限の情報のみを記載してしまうとか。

ハッシュタグをたくさんつけるのがカッコ悪いと思って外してしまうとか。

まだ目に触れられるファンを作っている最中の、創世期にハッシュタグが少ない状態で集客源を減らしてしまっているのは勿体無いですし、インスタグラムには潜在層のお客様がたくさんいらっしゃるため、ハッシュタグをたくさんつけて観てもらう必要があるのですね。

目的や成長の過程を理解して運用している担当者さんは本当に少ないです。

運用目的の認識をはっきりとすり合わせし、こういうお客様を増やしたいというのを明確にしておかないと運用担当者もモチベーション維持がなされません。

なお、インスタグラムには多少なりとも口コミ的な要素もあります。
投稿がたまることによって信頼性を生み出す効果も高く、運用担当者様には色々な目線で見てもらう必要があります。

 

ただし、モチベーション管理を外部がするわけにもいきませんので、内部体制をしっかりと整えて指示をしてあげるだけで運用担当者は迷いなく目標を達成するための手段を考えることでしょう。

 

まずは自社が一般的にどういう立ち位置で、アカウントを何のために運営するのかをしっかりと決めてあげるだけでもだいぶ状況は変わると思います。

 

そして最低でも三段階のKPIを設定し、その目標が達成されるとどんなことが起こりうるのかの可能性を話して、後の効果測定方法について考えるようになってもらいましょう。

もしも、運用担当者様のモチベーション管理や運用そのものにお困りの際には下記からご相談ください。