インフルエンサーとのコラボビジネスに未来はあるのか?
こんにちは!
SNSラボです。
近年、インフルエンサーがファッションブランドを立ち上げたりコラボで商品を出したりという事例が多数ありますね。
芸能人がブランドを出すのが流行った時期もありますが、それと似たような感じですね。
正直、芸能人ブランド残ってますか?ほとんど残ってませんよね??
10年に渡り芸能人やインフルエンサーとのコラボブランドを見てきた私がズバリお伝えしましょう。
なれてない企業は手を出すな!です。
服作りを知らないインフルエンサーは信じることができるプロが見つからない限り手を出すな!です.
両方の目線から経験してきたので、今回は両者向けに記事を書きたいと思います。
インフルエンサーとのコラボをしたい企業様に注意いただきたいこと
まず、「コラボすれば売れる」という時代は終わりました。
5年以上前、読者モデルさんやタレントさんとのコラボは出せば一定数は売れました。しかし、今やネットか主流になり自分たちでもブランドを簡単に作れるようになっているわけです。
そうなるとちょっと前に比べて競合はとても高くレッドオーシャンと言っても良い状況まで来ていると思います。
インフルエンサーコラボをしたら売れると思っている企業様は手を出すべきではありません。
自分たちも戦略的にSNSマーケティングをしかけるのはマストです。社内でしっかりマーケティングチームを組み行う必要があります。
少し前に大手ファッション通販モールさんがインフルエンサーコラボに興味を持ち、施策を売っていました。いくつかの会社さんが取り組んでいましたが成功していまも生き残っているブランドは少ないのではないでしょうか?
一次的に売れた例としてはZOZOさんのコラボ例です。
モールさんがインフルエンサーコラボのPRにしっかり取り組み露出を増やし相乗効果で1つの型が数千枚売れたと話題になりましたね。
LIVEなども駆使して事前のPRもきちんとした結果でしょう。
このように、集客力がある程度あるECが上手くやれば、売り方によって化けるのがインフルエンサーコラボでもあります。
せっかくコラボするならきちんとお金をかけて戦略的にPRを組む必要があります。
しかし、資金的にも集客的にもZOZOさんほどの爆発力をかける体力はないという会社様も多いとは思います。
そういった場合でも実現できるもう1つ方法として、長期間の契約で一緒に頑張る方法があります。企業側はインフルエンサーさんに頼りきりで売れないのもインフルエンサーさんのせいにして継続せずに半年たらずで終わらせる事例も多くみてきました。
インフルエンサーさんからしたら、今まで積み上げてきた信頼をつかってPRしたものの予算まで売れないから半期で打ち切りと言われたらたまったものではありません。
半期でブランドが終わったというだけでインフルエンサーとしてファンの方々からの信頼が一気に減ります。
売れなかった理由を100%押し付けて打ち切りという考えなら企業側はインフルエンサーコラボをやるべきではありません。
お互い全力を尽くして単発のコラボを成功させるか、少し期間をみて信頼を積み上げながらいっしょに頑張るか?どちらかの決意をしてから取り組むべきだと思います。
出来るだけ資金を書けずにイベント感を出してコラボを行うのに適している方法もあります。
それはある一定の金額以下のブランドさんかつ、楽天にて販売を行っているということが条件になります。
楽天ランキングを上手く使って行うプロモーションがかなり効果的ですので、詳しい内容を知りたい企業様はお問い合わせいただければと思います。
在庫リスクを持たずにコラボでブランドを作りたいインフルエンサーさんへ
在庫リスクを持たなくても、失敗すれば自分の名前に傷がつきます。リスクがないわけではありません。
なのでコラボで服や小物、化粧品などが作れるからと言って飛びついてはいけません。自分の今までの努力をわかってくれる紳士的な企業様と見極めが必要になります。
そして、コラボを決めた際にはいくら在庫リスクが無くても、売るための努力を惜しまないようにしなくては企業さんとの溝が生まれるので注意が必要です。
仕入れのないPRやアフィリエイトとは違います。責任が伴います。
1商品だけの数量が少ないコラボでも数十万のリスクを企業は負います。もし1000着服を作ろうとしたら数百万のリスクです。
借金みたいなものです。
ありものをPR費用をもらって宣伝する場合とは全く違います。
貴方の考えた商品を売るためにそれだけのお金が動いてしまいます。それを通常の商品のPRと同じように考えるのは危険です。
よくあるパターンが、企業の在庫をPRした時の方が割がいいという場合です。その場合は1投稿につき〇円などとお金がもらえ、打ち合わせや撮影などもなく簡単にお金が稼げる場合が多いです。
もしくは在庫ではなくその商品を売りに行くための戦略の一部としてインフルエンサーさんに仕事が行く場合もあります。
あくまでその商品が数か月後に流行って持続的に売れていくための一時的なPR費ということです。
企業が作った商品のPRについては、PR費用をかける初期的段階とブランディングが仕込めて売れてくればPR費用はかなり削減されるものです。
その初期ブランディングの為にPR費用を大幅にかけるタイミングでみなさんにPRの仕事が浮上することになります。
しかし、コラボ商品の場合は違います。作るところから関わるということは商品の売れる売れないにかわる一番重要な企画とブランディングに携わるということです。
そしてもし、ブランドを継続的に一緒にやるのであれば最初のブランディングが完成した後もお金が入り続けるということです。
それとPRだけの仕事とでは全く違いますよね?
考え方的には継続的に続くコラボの場合は最初はすごく仕事量が多く大変だと思います。しかし、売り上げが上がってくれば稼働に対する金額は割にいいものになっていきます。
あくまで成功した場合の話なので注意が必要です。企業様がインフルエンサーさんに任せきりになってしまった場合や、インフルエンサーさんが未来を見ることができずに「今」の報酬しか見ていない場合は失敗する可能性が高くなります。
成功するも失敗するもお互いの信頼とやる気のバランスがとっても大切になります。
なので見極めが重要です。
単発コラボの場合は少し考え方が変わってきます。もし単発でコラボをという話があった際には、自分のハク付けの為にという考えが一番納得いく結果に結びつくと思います。
服のコラボをしたことがある。化粧品の開発にかかわったことがある。など企業と取り組むことでインフルエンサーとして個人の価値が上がります。
価値というよりは信頼というのが正しいかもしれません。
そして、そこでうまくいけば継続的なお付き合いも考えている会社様も少なくはないのです。「今」ばかり見るのではなく「未来」を見据えたお付き合いと思って真摯にとりくめば必ず良いことはあるはずです。
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